- 受験集中力講座!-

試験の後半は気づかぬうちに集中力が低下!

本日のテーマ「試験を受けている時の集中力低下には、本人が気付ける集中力の低下と、本人が気づかない集中力の低下がある」という事です。

 

多くの受験生をカンセリングしていますと、「試験が始まった直後、問題を解く事に意識を集中できなくて困りました」と悩みを打ち明けてくれる方が大変多いです。

 

これはこれで問題ですが、実は本人が気付いていない集中力の低下、これも大問題です。

 

試験の後半、例えば60分の試験であったら、最後の25分あたりから、問題を解く事に脳の神経細胞が疲れてくる事により、集中力も低下してしまいます。

 

自分が集中しているか集中していないかと感じ取る能力、これも脳がおこなっているのですが、この能力も一緒に低下している為、本人は気が付きません。

 

これが、試験が始まった直後の集中力低下と根本的に違う所です。

 

試験が始まった直後は、自分が集中しているかどうかを感じ取る脳の機能は正常に働いています。

 

しかし、問題の事だけを考える事が出来なくなっているので、「今私は集中力が低下している、ダメだダメだ」と思ってしまう訳ですが、試験の後半に起こる脳の疲労に伴う集中力低下というのは、なかなか受験生本人が気づきにくいという事があるので、大きな落とし穴になるのです。

 

ぜひ試験の後半についてはできるだけ頻繁に時間を確認してください。

 

これはどうやって気付くかというと、時間あたりにどれだけ問題が解けたか、どれだけ回答が前に進んだか、という事で知る事が一番なのです。

 

「あ、3分ぐらいしか経ってないと思っていたのに5分も経っている。それなのに問題は1問しか解けてない。これは集中力低下しているんだ。ここでもう一度気持ちを引き締めて頑張らないといけないな」と自覚を持っただけで大きく対処ができる訳です。

 

 

それから、私が代表を務める「受験医学研究所」で勧めている脳への磁気刺激、これは脳の疲労自体をとってくれますので、特に試験の後半に脳の疲労に伴って起こる集中力の低下に対してとりわけ効果が高いです。

 

何故かというと、脳の疲労を磁気刺激で一旦リセットしているので、試験の最中に一所懸命脳機能を沢山使っても疲労が起きにくいのです。

 

よって、それに伴う集中力の低下が起きにくいという現象が起こっているのです。

 

何れにしても、集中力というのは受験の合否に大きく関わってくるのでぜひこれから本番を迎える方は注意して頂きたいと思います。